2019年以降コロナウイルスの感染拡大を受けて家に籠る時間が増えたと思います。しかし、今年5月にコロナ感染症が5類に分類されたことで、今夏はお出かけされた方も多かったのではないでしょうか?

旅行など日常とは違った体験をすると、とっても気持ちがリフレッシュされて開放的な気持ちになるのではないでしょうか?私はきゃりーぱみゅぱみゅさんの「つけまつける」の歌詞が大好きなのですが、自分自身が小学校の時に見えた青空が大人になるにつれてグレーに変わってどんよりしてくることを身を持って感じた事を思い出します。

ストレスフルな現代において、「気の持ちようだよ」ってアドバイスされても、なかなか気持ちは晴れないもの。

そんな時に、このB-Brainと出会いました。このB-Brainというプログラムでは、わずか80問の設問から、脳の使用傾向がわかるのです。孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という言葉を思い出します。他人の気持ちがなかなか理解できないことは言うまでもなく、自分自身もなかなかわからないものだとも思います。

今回は、このB-Brainインストラクター講習を受けたので、皆さんにB-Brainをご紹介させて頂こうと思います。

B-Brainテストとは

脳医科学分野における最先端技術「覚醒化手術」の現場で判明した「脳の領域別の役割」をベースに延べ5000人のデータをサンプリングし、筑波大学ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センターとの共同研究により、統計処理・妥当性分析・因子分析を経てエビデンスを確立させてできた脳診断だそうです。心理学から派生した性格診断ではなく、脳診断なのですね。

 B-Brainで何ができるか?

思考・行動のクセがわかる

脳タイプを「左脳」、「右脳」の2種に加えて、大脳辺縁系の影響を受ける「2次元」と大脳新皮質の影響を受ける「3次元」の4つの組み合わせを数値化し、15タイプに分類しているため、思考・行動の傾向がわかりやすいものとなっています。

  1. 1点優位パターン・・・4パターン
  2. 2点優位パターン・・・6パターン
  3. 3点優位パターン・・・4パターン
  4. 4点優位パターン・・・1パターン(全脳タイプ)

これらのパターンにより、葛藤が多い、意思決定の遅い速いなども傾向として把握しやすくなっています。

脳活用度がわかる

下記の4つの脳の活用度の指標で、ストレス耐性やモチベーションなどがわかるようになっています。普段は優しい人なのに、何か違うなとか何かしら異変を察知することができる指標となっています。

  1. 人間脳・・・大脳新皮質をもとにした活用度
  2. ストレス耐性・・・帯状回(脳の指令等)をもとにした活用度
  3. 動物脳プラス・・・大脳辺縁系側坐核をもとにした活用度
  4. 動物脳マイナス・・・大脳辺縁系扁桃体をもとにした活用度

メンタルの状況がわかる

B-Brainは脳医科学をベースにしているため、ストレスチェックなどのメンタルヘルスのチェックの場合も早期発見しやすくなっています。脳タイプ(上記15パターン)と脳活用度(上記4指標)によりストレス耐性、どのような事にストレスを受けやすいか、メンタルヘルス低下時にどのような傾向が出るかわかり、予測しやすくなっているなどが大きな特徴と言えるかと思います。

講習を通じて感じたこと

今回の講習を通して感じたことは、自分のキャリアとして向かいたい方向と自分の幸せ度の向上を考えた際にとても参考になると思いました。また、もしそれが違う場合も、どのような適性を持っているかを踏まえて少しずつ改善して変わっていくことも可能ではないかとも感じました。

また、ストレスの人への影響は千差万別で、ストレス耐性の強い方、弱い方、同じストレスを与えても受けるダメージはその人でないとわかりません。「〇〇さんはストレスに弱い」などと仰る方もいらっしゃいますが、脳診断から見たストレス耐性は、他の機能との相関関係を実感しました。悪い面にだけ目を向けると「弱い」となるのですが、脳内の情報処理がフル稼働しているとも感じましたし、まさに個性と感じました。

その他、組織内の役割分担、例えば新規事業は誰に任せたら良いのか?あるいは軌道に乗ったビジネスの管理は誰に任せたら良いか、スポーツにおいても、例えばサッカーのポジションも、視野の広い人が必要なポジションには誰に任せたら良いか、様々な活用の可能性を感じました。監督の視点からも使えますよね。

例えば、Aさんはディフェンスポジションだったけれど、B-Brainで診断の結果、3次元脳が強く視野が広いと考えて司令塔にポジションチェンジしたら才能が開花したなど、本人も認識していない新たな才能を見出す可能性もあると感じました。

B-Brainインストラクター講習もまだ道半ば、丸一日の講習後のテストもなんとか合格することができましたが、ボーッとしていたらおそらく合格出来ないだろうと採点もドキドキしていた次第です(正答度が78%以上でないと不合格)。

続報はまた次の講習を受けてからお伝えできればと思います。