東京セカンドキャリア塾を通して感じたこと

ベリテワークスは定年退職後に再就職した従業員が、私を含めて2名在籍しています。また、東京都による「東京セカンドキャリア塾」での職場体験として、企業見学の受け入れも行なっています。
私自身は2022年にベリテワークスに入社してから現在まで、既に足掛け5年に渡り塾生の方達に企業訪問の際の事例紹介をさせていただいております。正確な回数は数えていませんが、これまでに60, 70回ほどお話しさせていただいており、300人以上の方々にお話ししていることになるかと思います。
今回の記事では先輩の従業員と共に行なっている講座について少し触れてみたいと思います。
計画された偶発性理論
こうした中で、どの塾生の方にも共通して伝えられる軸として取り入れたのが、「計画された偶発性理論」でした。
当初、私自身、人に誇れるキャリアの持ち主とは言い難いので、とにかく自分のキャリアをお話しすることが精一杯でした。また、どんなキャリアでも万人に当てはまるとは言い難いので、なかなか難しいものがありました。塾生の方の志向により、内容が刺さる場合もあれば全く参考にならない場合もあるからです。このため、弊社代表の著書「IT技術者が病まない会社をつくる」で紹介されているキャリア理論の1つ、スタンフォード大学ジョン・クランボルツ博士の提唱された「計画された偶発性理論」を取り入れて解説することにしました。これなら起業・独立志向の方も、再就職や継続雇用で悩まれている方にも当てはまるはずと考えました。
偶然の機会
実際には「計画された偶発性理論」をもってしても厳しい時がありました。「そういう機会は全く無かった」という方もいらしたのです。確かに新卒で入社された企業に長年勤められた場合、他の仕事との偶然の機会はなかなかないかもしれません。自分の目線だけで考えてしまうと、こうした問いに困ってしまうこともあるかもしれません(事実、私はあまり機転が効かないので困ってしまうパターンです)。そして、このお答えには、「東京セカンドキャリア塾へ参加されたことで、すでに”偶然の機会”に触れられているのではありませんか?」とお返しするようにしております。また、ずっと勤められた企業の中でも、ちょっとした転機をあるいは見逃しているのかもしれません。
ビジネス本・How To本
事例紹介は1つのパターンでしかありませんから、いくら熱弁したところでビジネス本、How To本と同じく刺さる場合もあれば刺さらない場合もあります。会社で従業員全員に同じ書籍を読ませた場合と似ているかもしれません。こうした方が良い、ああした方が良いと説いたところで自分自身の思いと重ならない限りなかなか難しいものです。ただ、長年企業に所属していると(自分自身も前職は27年在職しておりました)、尻をひっぱたかれて動くこともあれば、誰かが助けてくれる場合もあったかもしれません。こうした際に重要なポイントがあると考えています。会社命令にしても自分自身の自由意志にしても「自分自身の意思で決定したか」です。どうしても他力本願的な生き方をしてしまうと、自分の無力感を感じてしまいますし、力も発揮できません。何よりも楽しくないですよね?
楽しく仕事をするためには?
前職の企業を定年退職する前に社長から尋ねられたことがあります。「どういう人を採用したら良いだろうか?」という問いでした。私は「その仕事が好きな人を選ばれるのが良いと思います」とお伝えしました。仕事に熱い情熱を傾けている社長でしたから納得いただいたように(勝手な自己解釈ですが)感じました。また、情熱は人を巻き込む力を持っていると思います。歳を重ねても何かしらの情熱、あるいはそこまででなくても、好きなものは大切だとあらためて感じます。定年退職後の働き方として、好きなものを大切にできるって良いですよね。
セカンドキャリアの動機
セカンドキャリアで新たな領域を目指される方の動機は様々だと思います。定年後、嘱託での継続では収入が厳しい、もっと仕事を楽しみたい、新たなジャンルに挑戦したい。。。私自身もそうでした。
ここで私の先輩の動機をご紹介したいと思います。当初は漠然とされていたようですが、「生きづらい若者を支援する」という動機で、学校心理士と公認心理師の資格を取得され活動されている方なのです。
自分自身ではなく他の人の幸福を願う動機は何よりも強いと感じます。実際にセカンドキャリア塾で来訪される多くの塾生の方に良い刺激を与えられていると毎回感じています。
生きづらい若者
若年層(10代から30代)の死因のトップは、事故やがんではなく、自殺です。しかも、日本は先進国7カ国の中でも最も高い水準にあります。毎年、何千人もの若い方が命を落としているという事実は、あらためて考えさせられるものがあります。
カウンセリングへのハードル
このように自殺率の高い状況であるにも関わらず、日本はカウンセリングを受ける方が非常に少ないのです。このため、弊社の代表浅賀が常々発している言葉が「カウンセリングのハードルを下げる」です。いつも、B-Brain診断の有効性をアピールし続けておりますが、弊社ではこの「カウンセリングのハードルを下げる」ために、B-Brain診断はとても有効と考えて活用しているものとなります。また、B-Brain診断はメンタルの不調の早期発見も可能であるため、利用されている方がセルフチェックできる有効なツールと考えています(B-Brain診断はコチラから)。
満足度の崖
実際には若年層の「自殺率」ばかりではありません。「自殺者数」は50代以降が過半数を占めています。また、一般社団法人定年後研究所所長 池口氏が提唱している「満足度の崖」は、多くの人が定年退職や再雇用を経験する60代前半に、仕事の内容や責任の変化、年収の大幅な減少などにより、人生の満足度が急落するという調査結果もあります。
最後に
どうすれば良いか?これは単一解はないと考えています。もちろん、仕事の満足度や金銭的な要因も大きいのですが、その人自身の一番有効な対応方法は人それぞれです。少し逸れますが、私自身腰痛に悩まされているのですが、腰痛の原因は人により様々でこれも単一解はありません。ただ、「たまたま」その人にあてはまる治療法があると大幅に改善する場合があります。腰痛と一緒にはなりませんが、人の幸せも似ているのではないでしょうか?ほんのちょっと視点を変えるだけで、あるいは見過ごしていた何かをヒントに道は開けるかもしれません。来訪された塾生の方がどれだけお持ち帰りいただけるかは予測できませんが、私たちはできるだけ多くのヒントを持ち帰っていただければと考えています。是非皆さんもセカンドキャリア塾に応募されてみてはいかがでしょうか?そこで、もしかしたら皆さんとお会いできるといいですね!
補足:タイトルの画像はChatGPTと対話しながら作成してもらったものとなります。
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